注文住宅では家事室を作った方がいいの?

注文住宅を建てるのであれば、リビングや寝室など通常の部屋以外に家事室を作りたいという人も多いでしょう。家事室は、洗濯物の片付けやアイロンがけなどの家事は勿論、家計簿をつけたりPCでの作業をしたりするなど、様々な用途に使うことができます。あれば家事が捗りやすい、テレワーク用の部屋としても使えると人気の家事室ですが、作る前には本当に必要かどうかよく考えておくことが大切です。

新築物件で導入されることが多くなっている家事室ですが、作るためにはその分他の部屋や廊下などのスペースを削らなければいけません。家事室を作らなければ、その分他の部屋に余裕を持たせることができます。家を建てるための土地が狭い場合や、リビングや部屋は広くしたいという場合は、無理に家事室を作らない方が良いこともあります。

もう一つ、家事室を作る前に考えておきたいことが、本当に必要になるかどうかです。最近人気の家事室ですが、動線を考えるともっと家事に適した部屋がある場合は使わない可能性が出てきます。書斎などの形で使えると言われることもありますが、家事室があっても仕事はリビングや自室で行う形になる人も少なくありません。こうした状況になった場合、家事室は全く使わない、もしくは必要のない物を置いておく場所になってしまいます。収納が一つ増えると考えれば、完全に無駄になるとは言い切れません。ただ、家事室は動線を考えた場所に作られることが多いものです。そのため、物を詰め込み過ぎると部屋から部屋への移動の妨げとなってしまうことがあります。

あると便利と言われる家事室ですが、本当に活用できるかどうかは、暮らす人次第です。家事に力を入れている人や、仕事用の書斎を用意しておきたい人は、注文住宅を建てる時点で家事室を組み込んでおくと良いでしょう。しかし、使わない可能性があると感じる場合は、本当に必要かどうかよく話し合った上で、導入するかどうかを決めていくことがおすすめです。